校長あいさつ

【富良野市は】

 富良野市は北海道の中央にあり、上川管内の南端の富良野市街地東部に位置しています。

 市街地を国道 38 号線が縦断しており、大雪山連邦の山々と芦別岳に囲まれた、緑の美しい風光明媚な自然環境をもった街です。

 ドラマ「北の国から」で脚光を浴び、ラベンダー、メロン、ワインやスキー場等の観光資源に恵まれているため、この街を訪れる観光客は1年を通じて絶えることはありません。

 

【富良野西中学校は】

 本校の校門を入り右側約10m先に「中等教育発祥の地」という碑が建立されております。

 大正15年富良野実科高等女学校が設置され、昭和2年にこの地に校舎が建設され、その後の変遷を経て富良野西中となりました。その歴史と伝統ある校舎が昭和57年に改築されるにあたり、その姿を残そうと建てられたものです。

 西中生には、中等教育発祥の地で学んでいるという、誇りと自覚をもって学校生活を有意義に送ってほしいと願っています。

 さて、本校は昭和26年に開校して以来、校訓「誠健勤和」にあるように、真心と強い体、そしてよく仕事に励み、仲良くすることを受け継いできました。

 その中で本校の生徒たちは、学校の教育目標である「明日を築くたくましい生徒」の達成を目指し、朝の爽やかなあいさつ運動から始まり、落ち着いた環境の中で着実に学習の成果を上げてきています。

 また、部活動においてもほとんどの生徒が参加し、地区大会のみならず、全道大会や全国大会で活躍する生徒も輩出しています。

 さらに体育大会や学校祭などの行事においても、一人一人の持ち味を生かした取組がなされ、為すことによって着実に成長する姿が見られます。

 今年度も、子どもたちのさらなる成長を願い、私たち教職員は学校課題である「自立と共生の未来を拓く心豊かでたくましい人を育むZERO運動の展開」のもと、思いを一つにして教育活動を推進していきます。

 主体的な学びを育てるZERO運動、自主自律の心を育てるZERO運動、恵まれた環境と食で育てるZERO運動により、「知育の木」「情意の木」「健康の木」のそれぞれの木を大きく、そしてたくましく育ててまいります。そのためには、保護者並びに地域の皆様のご理解とご協力なくして、十分な成果を上げることはできません。

 いじめのない、思いやりにあふれた学校であり続けるために、今後とも本校の教育活動にご支援をよろしくお願い申し上げます。

 
富良野市立富良野西中学校長 千葉 良彦